土曜ドラマ「リラの花咲くけものみち2」8月22日スタート! 北海道の大自然で命と向き合う若者たちの物語
2025年2月に放送され、大きな反響を呼んだNHK土曜ドラマ「リラの花咲くけものみち」。その待望の続編「リラの花咲くけものみち2」が、いよいよ2026年8月22日(土)からNHK総合でスタートします。
放送時間は毎週土曜よる10時から10時45分、全5回です。NHK ONE(新NHKプラス)でも同時・見逃し配信が予定されています。
前作に続き主演を務めるのは山田杏奈さん。北海道の雄大な自然を舞台に、獣医師として奮闘する若者たちの姿を描くヒューマンドラマの第2章が、いよいよ幕を開けます。
今回は、あらすじやキャスト、見どころに加え、取材会で語られた出演者たちの声や、前作「1」の評判もあわせてご紹介します。
どんな物語? あらすじをおさらい

原作は、吉川英治文学新人賞と未来屋小説大賞をダブル受賞した藤岡陽子さんの同名小説です。舞台は北海道。物語の中心は、獣医師を志す岸本聡里(きしもと・さとり)という女性です。
前作「1」では、小学生の頃に母を亡くし、継母とうまくいかず中学時代は引きこもりだった聡里が、祖母チドリに引き取られたことをきっかけに少しずつ立ち直り、大好きな動物たちの力になりたいという思いから、北農大学の獣医学類へ進学するところから物語が始まりました。
ルームメイトの綾華や同級生の残雪ら仲間たちとの出会い、そして命の誕生と別れを繰り返す実習の日々を通じて、聡里が少しずつ「生きる意味」を見つけていく姿が描かれました。
続編となる「2」では、時は流れ、聡里たちは国家試験を突破し、それぞれ社会人として新たな一歩を踏み出します。
聡里は道栄診療所で獣医師として働き始めますが、担当する牧場で「口蹄疫(こうていえき)」という特定家畜伝染病が発生。感染拡大を防ぐため、病気にかかった家畜を安楽死させる「殺処分」という、命を救うはずの獣医師にとって最も過酷な現実に直面することになります。
命を救うために獣医師になった聡里が、自らの手で命を絶つという試練とどう向き合い、仲間たちとの絆を力に変えて乗り越えていくのか。前作以上に重く、深いテーマに切り込む物語となりそうです。
キャストと役どころ
主演は前作から続投の山田杏奈さん(岸本聡里役)。聡里と強い絆で結ばれた仲間・梶田綾華役には當真あみさんが続投し、久保残雪役の萩原利久さんも引き続き出演します。
今作からの新キャストとして、聡里たちを導く家畜保健衛生所の職員・犬飼健太郎役に上川隆也さんが加入。口蹄疫の発生に際して司令塔として現場を率いる、厳しさと柔らかさを併せ持つ人物です。
そのほか、聡里の先輩で加瀬一馬役の佐藤寛太さん、聡里と共に学んだ柴野真子役の菊池日菜子さん、久恒先生役の山﨑静代さん(南海キャンディーズ)、風吹ジュンさん、温水洋一さん、甲本雅裕さんら、前作でおなじみの顔ぶれも続投します。
脚本は前作に続き水橋文美江さんを中心に、今西祐子さん、木滝りまさんが手がけ、演出は谷口正晃さんと宮下直之さん。主題歌はにしなさんの「つくし」が担当します。
出演者たちのコメントを集めました
放送開始を前に行われた取材会や各メディアの取材で、出演者たちがそれぞれの思いを語っています。
主演の山田杏奈さんは、重いテーマを扱う本作への覚悟をにじませています。今回の大きな軸となる口蹄疫について、命を救うために獣医師になったのに自らの手で安楽死処置をしなければならないという展開に触れ、実際に宮崎で口蹄疫の防疫にあたった方から直接話を聞く機会があったことを明かしました。
その経験を踏まえ、日々覚悟を持って撮影に臨む必要があると感じていたと振り返っています。
一方で、続編の実現については感慨深いものがあるようです。
前作の会見の時点ですでに「2をやりたい」という思いをプロデューサーに伝えていたそうで、まさか本当に実現するとは思っていなかったと驚きを語りつつ、前作から続くスタッフやキャスト、そして動物たちの熱演によって、素敵な作品に仕上がったと自信をのぞかせました。
見どころについては、北海道の大自然の中で生きる動物たちの姿がたくさん描かれており、前作以上に動物との密接な関わりが感じられる仕上がりだと話しています。
綾華役の當真あみさんは、一度出演した作品に同じ役で戻ってくるという今回の経験について、とても新鮮でうれしいものだったと語っています。続編への出演自体が初めての経験だったそうで、そのお話を聞いたときから、再びあの世界に戻れるのだという楽しみと、早く撮影が始まってほしいという気持ちでいっぱいだったと明かしました。
実際に撮影が始まると、前作の感覚をすぐに取り戻すことができたそうです。
見どころについては、前作が仲間たちと動物との関わりを通じて人として成長していく物語だったのに対し、今作は大学を出てそれぞれが獣医師や社会人としての壁にぶつかり、それをどう乗り越え、自分自身とどう向き合っていくのかが物語の中心になっていると説明。それぞれの成長の形や方向性の違いが、今作ならではの見どころだと話しています。
聡里の先輩・加瀬一馬役の佐藤寛太さんは、一足先に社会に出た一馬が、自身の理想と既存のシステムとの間で葛藤しながら選択を重ねていく様子に触れ、前作とは違った形でこの作品に関われたことを光栄に思うとコメントしています。
柴野真子役の菊池日菜子さんは、明るく情に厚い真子の人柄に憧れを感じながら演じていたそうで、撮影を終えた今も、自分たちが背負うべきものについて考える日々が続いていると語っています。
前作「リラの花咲くけものみち」はどう評価された?
続編への期待を高めるうえで気になるのが、前作の評判です。2025年2月に全3話で放送された「1」は、レビューサイトのFilmarksで850件を超えるレビューが寄せられ、5点満点中3.8点という高評価を獲得しています。
寄せられた感想では、北海道の自然や動物たちの息づかいが伝わる映像美を評価する声が目立ちます。また、獣医師という仕事の厳しさや命と向き合う現場のリアルさが、単なる「動物が可愛い」だけでは終わらない深みを作品に与えているという指摘も多く見られました。
山田杏奈さんの体当たりの演技を評価する声や、涙なしには見られないという感想も数多く寄せられています。
一方で、全3話というボリュームに対して駆け足感を惜しむ声もあり、もっとじっくり聡里たちの成長を見たかったという意見も見受けられました。
今回の「2」が全5話に拡大されているのは、そうした声にも応える形なのかもしれません。
撮影の裏側にも注目
今作の撮影は、雪景色の残る2月から3月にかけて行われました。當真さんは、前作とは違い一面の雪景色の中での撮影が印象的だったと振り返り、北海道ならではの魅力がぎゅっと詰まった作品になっていると話しています。
また山田さんは、前作の撮影を通じて牛や馬といった大動物への愛着が芽生えたそうで、動物たちとの芝居ではその愛情を表現できるよう心がけていると語っています。
當真さんも、共演する動物たちにストレスを与えないよう気を配りながら撮影に臨んだそうです。
北海道の酪農現場さながらの緊張感あるシーンと、動物たちとの穏やかな触れ合いのシーンが同居する本作ならではの空気感も、映像から感じ取っていただけるはずです。
まとめ
「リラの花咲くけものみち2」は、前作で描かれた青春の成長物語から一歩進み、社会に出た若者たちが命の重みと真正面から向き合う、より骨太なヒューマンドラマへと進化しています。口蹄疫という重いテーマを、実際の経験者への取材を重ねながら丁寧に描いているという点からも、制作陣の並々ならぬ覚悟が伝わってきます。
それでいて、北海道ならではの雪景色や大自然の美しさ、聡里たちの温かい絆といった、前作から愛されてきた魅力もしっかりと受け継がれている様子です。前作を見て涙した方はもちろん、今回初めて出会う方にとっても、命の尊さについて改めて考えさせられる5週間になりそうです。8月22日の初回放送、ぜひチェックしてみてください。


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