『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』とは?エンドゲームから続く“世界の終わり”へ
2019年に公開され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のひとつの大きな区切りとなった『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
アイアンマンことトニー・スタークの死、そしてキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの引退……。あれほどきれいに物語が終わっただけに、「もうあのアベンジャーズは戻ってこない」と思った人も多かったのではないでしょうか。
ところが2026年、物語は再び動き出します。
12月18日(金)日米同時公開となるのが、シリーズ最新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』です。ディズニーの公式紹介によれば、今作では「3つの異なる宇宙」のヒーローたちが衝突し、これまでにない“存亡にかかわる脅威”に直面します。監督は『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。脚本はスティーヴン・マクフィーリーです。(Disney Movies)
しかも最大の衝撃は、ロバート・ダウニー・Jr.の復帰です。
ただし、アイアンマンとしてではありません。
今回演じるのは、マーベル屈指のヴィラン、ヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥーム。
あのトニー・スタークの顔を持つ俳優が、今度はアベンジャーズ最大級の敵として現れる――。これだけでも劇場で確かめたくなる設定です。
- そもそも「アベンジャーズ」とはどんなチーム?
- 『ドゥームズデイ』最大の敵はドクター・ドゥーム
- とにかくキャストがすごい!アベンジャーズ、X-MEN、ファンタスティック・フォーが集結
- 【ネタバレ】スティーブ・ロジャースも帰ってくる
- 『エンドゲーム:アンコール』は単なる再上映ではない
- 【重大ネタバレ】ロキがスティーブとペギーの家を訪れる?
- 【ネタバレ】マルチバースが崩壊を始める
- ハルクとドクター・ドゥームにも接触?
- 見どころ① ロバート・ダウニー・Jr.対アベンジャーズ
- 見どころ② ヒーロー同士が最初から味方とは限らない
- 見どころ③ 『エンドゲーム』級の劇場体験が帰ってくる?
- そして物語は『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』へ
- まとめ
そもそも「アベンジャーズ」とはどんなチーム?
アベンジャーズは、一言でいえば「一人では対処できない脅威に立ち向かうため、ヒーローたちが集結したチーム」です。
MCUでは2012年公開の『アベンジャーズ』で本格的に結成されました。
中心となったのは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ。性格も能力もまったく異なり、最初から仲良しだったわけではありません。
むしろ衝突ばかりです。
しかし、地球規模、さらには宇宙規模の危機を前にすると、彼らはそれぞれの能力を持ち寄り、ひとつのチームとして戦います。
だからこそ「Avengers Assemble(アベンジャーズ、アッセンブル)」という言葉には重みがあります。
『エンドゲーム』では、それまでMCUに登場してきたヒーローたちがほぼ総結集。サノスとの最終決戦は、映画史に残るほどの大スペクタクルとなりました。
ところが現在のMCUには、かつてのような明確な「アベンジャーズ」が存在しているとは言い切れません。
サム・ウィルソンのキャプテン・アメリカ、新たなヒーローチーム、ファンタスティック・フォー、X-MENなど、別々の場所で活動してきた人物たちがいます。
『ドゥームズデイ』は、そんなバラバラになったヒーローたちが再び「集結」する物語になりそうです。
『ドゥームズデイ』最大の敵はドクター・ドゥーム
ドクター・ドゥームは、原作マーベルコミックでは特にファンタスティック・フォーと因縁の深いヴィランです。
本名はヴィクター・フォン・ドゥーム。
天才科学者でありながら魔術にも精通し、国家ラトヴェリアの支配者でもあるという、非常にスケールの大きなキャラクターです。
単なる「強い悪役」ではありません。
知性、科学技術、魔術、政治力、カリスマ性を兼ね備え、「自分こそが世界を正しく導ける」と考える人物として描かれることが多いのが特徴です。
そして何より驚きなのが、演じるのがロバート・ダウニー・Jr.だということ。
Marvel Studiosは彼を正式に「ヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥーム」と発表しています。つまり現段階では、「トニー・スタークが闇落ちしてドゥームになった」と公式に説明されているわけではありません。(The Walt Disney Company)
とはいえ、観客にとってロバート・ダウニー・Jr.=アイアンマンという印象はあまりにも強烈です。
アベンジャーズの仲間たちがドゥームの顔を見たとき、どう反応するのか。
ここは間違いなく大きな見どころでしょう。
とにかくキャストがすごい!アベンジャーズ、X-MEN、ファンタスティック・フォーが集結
『ドゥームズデイ』は、出演者を眺めるだけでも驚きます。
公式発表されている主なキャストには、ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、ポール・ラッド、セバスチャン・スタン、レティーシャ・ライト、シム・リウ、フローレンス・ピュー、デヴィッド・ハーバーらが名を連ねています。
さらに『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』からは、
リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役のペドロ・パスカル、スー・ストーム役のヴァネッサ・カービー、ジョニー・ストーム役のジョセフ・クイン、ベン・グリム/ザ・シング役のエボン・モス=バクラックが登場します。
そしてX-MEN組がすごい。
パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ジェームズ・マースデン、ケルシー・グラマー、アラン・カミング、レベッカ・ローミンなど、かつての『X-MEN』映画シリーズを知っている人なら思わず声を上げたくなる顔ぶれです。
つまり今回、
アベンジャーズ+ファンタスティック・フォー+X-MEN
という夢のような組み合わせが、ついに同じ映画の中で実現します。
【ネタバレ】スティーブ・ロジャースも帰ってくる
『エンドゲーム』でスティーブ・ロジャースは過去へ戻り、ペギー・カーターと人生を共にする道を選びました。
そして老人となったスティーブは、キャプテン・アメリカの盾をサム・ウィルソンへ託します。
あまりにも美しい退場でした。
ところが『ドゥームズデイ』にはクリス・エヴァンスが正式に出演し、スティーブ・ロジャースとして戻ってきます。2026年のD23でも、クリス・エヴァンスとペギー役のヘイリー・アトウェルの出演が改めて発表されました。
予告映像では、ソーの前にスティーブが姿を現す場面も確認されています。
『エンドゲーム』で引退したはずのスティーブが、なぜ若い姿で再び戦場に立てるのか。
その謎を解く重要な鍵になりそうなのが、『エンドゲーム:アンコール』です。
『エンドゲーム:アンコール』は単なる再上映ではない

日本では9月23日(水・祝)から期間限定公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム:アンコール』。
ただ昔の映画をもう一度上映するだけだと思ったら、大間違いでした。
ジョー・ルッソ監督は、『ドゥームズデイ』の物語を追ううえで『エンドゲーム』をもう一度見ることが重要であり、アンコール版が両作品をつなぐ役割を果たすと説明しています。
つまり、
『エンドゲーム』→『ドゥームズデイ』
の間に新しい橋が架けられたわけです。
ここからは『エンドゲーム:アンコール』追加映像の大きなネタバレになります。
【重大ネタバレ】ロキがスティーブとペギーの家を訪れる?
海外で先行して鑑賞した観客から報告されている追加映像では、『エンドゲーム』最後のスティーブとペギーのダンスシーンが延長されています。
二人が静かに踊っていると、家のドアをノックする音がします。
そこに現れる人物が、なんとロキ。
ロキは二人に対して、自分なら助けられるという趣旨の言葉を告げる――という展開です。複数の海外鑑賞報告で一致している内容ですが、公開直後の情報であるため、細かな台詞や編集については劇場で確認したいところです。
これが事実なら、とんでもない意味を持っています。
ドラマ『ロキ』を見ている人なら分かると思いますが、ロキは今やマルチバースそのものと非常に深く関わる存在です。
そんなロキが、スティーブの「幸せな結末」に介入する。
つまり、『エンドゲーム』で完結したと思われていたスティーブの物語には、まだ続きがあったことになります。
【ネタバレ】マルチバースが崩壊を始める
さらにアンコール版では、TVAに異変が起こり、複数の宇宙で「インカージョン」が発生していることを示唆する場面も報告されています。
インカージョンとは、簡単にいえば異なる宇宙同士の衝突です。
二つの世界がぶつかれば、一方あるいは双方の宇宙が消滅する可能性があります。
そしてDisney公式の『ドゥームズデイ』紹介も、「3つの異なる宇宙」のヒーローたちが危険な衝突コースに入ると説明しています。
ここは非常に重要です。
『ドゥームズデイ』は単に、
「ドクター・ドゥームが地球を攻撃してきたのでアベンジャーズが戦う」
という映画ではなさそうです。
宇宙そのものが衝突し、世界が消えていく。
だからこそアベンジャーズだけでは足りず、ファンタスティック・フォーやX-MENまで巻き込まれるのでしょう。
ハルクとドクター・ドゥームにも接触?
アンコール版の追加場面については、ブルース・バナーが隔離施設のような場所におり、そこへドクター・ドゥームが現れるという海外鑑賞報告も出ています。
もしそのまま『ドゥームズデイ』につながるのであれば、ドゥームはただ待っている敵ではありません。
自らヒーローたちに接触し、何らかの目的で「集めている」可能性があります。
敵なのか。
味方を装っているのか。
あるいは宇宙崩壊を止めようとしているものの、その方法が危険なのか。
ドクター・ドゥームという人物の面白さは、まさにそこです。
単純な破壊者ではなく、「世界を救うには自分が支配するしかない」という理屈すら成立してしまうキャラクターなのです。
見どころ① ロバート・ダウニー・Jr.対アベンジャーズ
やはり一番気になるのはこれでしょう。
アイアンマンとして世界を救った男が、今度は世界を脅かすドクター・ドゥームとして登場する。
例えばソーがその顔を見たらどう思うのでしょうか。
スティーブは?
バッキーは?
かつてトニーと共に戦ったヒーローたちにとって、その姿はあまりにも残酷です。
ロバート・ダウニー・Jr.を起用した理由が単なる話題作りではなく、物語の感情面にまで深く絡んでくるなら、これはかなり強烈な映画になりそうです。
見どころ② ヒーロー同士が最初から味方とは限らない
Disneyが明かしているのは、「3つの異なる宇宙」のヒーローたちが“collision course=衝突する進路”に置かれるということです。
つまり全員が最初から「よし、一緒にドゥームを倒そう」となるとは限りません。
ある宇宙を救えば、別の宇宙が滅びる。
そんな究極の選択が突きつけられれば、それぞれのヒーローが自分たちの世界を守ろうとして争うことも考えられます。
アベンジャーズ対X-MEN。
ファンタスティック・フォー対アベンジャーズ。
そんな夢の対決が実現しても不思議ではありません。
見どころ③ 『エンドゲーム』級の劇場体験が帰ってくる?
『ドゥームズデイ』で何より期待したいのは、やはり「映画館で大勢と見るアベンジャーズ」です。
『エンドゲーム』の最終決戦で、
「Avengers……Assemble」
とスティーブが告げた瞬間。
あの場面は、自宅のテレビでも感動します。しかし劇場の大スクリーンと音響、そして周囲の観客と一緒に見る体験はまったく別物でした。
だからこそMarvel Studiosが『エンドゲーム』を再び劇場へ戻した意味も分かる気がします。
『エンドゲーム:アンコール』は懐かしむためだけの上映ではなく、再び観客を「あの熱狂」に戻し、そのまま『ドゥームズデイ』へ連れていく作品なのでしょう。
公式にも『エンドゲーム:アンコール』には『ドゥームズデイ』の特別映像が用意され、IMAXなど一部上映では追加のプレビューも付くと発表されています。
そして物語は『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』へ
『ドゥームズデイ』だけで、すべてが終わるわけではありません。
ルッソ兄弟は続く『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』も手がけます。
原作コミックの『シークレット・ウォーズ』では、マルチバース崩壊やドクター・ドゥームが極めて重要な役割を担っています。
映画版がそのまま原作通りになるとは限りませんが、
「宇宙同士の衝突」
「ドクター・ドゥーム」
「複数世界のヒーロー」
「マルチバース崩壊」
という要素がそろってきたことで、『ドゥームズデイ』が巨大な前編となる可能性は高そうです。
まとめ
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、単なる「新しいアベンジャーズ映画」ではありません。
『エンドゲーム』で終わったはずのスティーブ・ロジャースの物語、ドラマ『ロキ』で描かれたマルチバース、ファンタスティック・フォー、X-MEN、現在のアベンジャーズ勢力が一気につながろうとしています。
そしてその中心に立つのが、ロバート・ダウニー・Jr.演じるドクター・ドゥームです。
トニー・スタークとして世界を救った俳優が、今度は“世界の終わり”を象徴する男になる。
この配役だけでも、長年MCUを追ってきた人にとってはかなり胸がざわつきます。
さらに『エンドゲーム:アンコール』によって、2019年に「完結」したと思っていたラストシーンまで再び動き始めました。
スティーブとペギーの人生にロキが現れた理由とは。
ドクター・ドゥームは何をしようとしているのか。
なぜX-MENやファンタスティック・フォーまで集結するのか。
そして、三つの宇宙のうち、最後に生き残るのはどの世界なのか――。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』以来となる、「これは映画館で見なければ」と思わせるアベンジャーズ作品になりそうです。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日(金)、日米同時公開です。 (Disney Movies)

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