高句麗を舞台にした
韓国歴史ドラマ おすすめ8選
高句麗(コグリョ)は、紀元前後から7世紀にかけて中国東北部から朝鮮半島北部に存在した古代国家です。強大な軍事力と独自の文化を誇り、漢・随・唐といった中国の王朝とも真正面からぶつかった「民族の誇り」を象徴する国として、韓国ドラマでは繰り返し題材に取り上げられています。今回は、高句麗にゆかりの深い韓国歴史ドラマを時代の古い順に並べてご紹介します。建国の物語から最盛期、そして滅亡前夜まで、一本の歴史の流れとしてお楽しみください。
108年〜
高句麗の始祖・朱蒙の生涯を描いた、韓国史劇の金字塔とも呼ばれる作品です。紀元前108年、漢の侵略により古朝鮮が滅亡する激動の時代から物語は始まります。民族の英雄ヘモスの息子として生まれたチュモン(ソン・イルグク)は、扶余の王宮で卑しい身分として扱われながらも、並外れた才覚と弓の腕前で頭角を現していきます。
宮廷内の陰謀により追放されたチュモンが、流民たちを率いて漢に対抗し、やがて高句麗を建国するまでの壮大な旅路が全81話にわたって描かれます。ソン・ジヒョやハン・ヘジンら豪華キャストも見どころのひとつです。
18年頃
西暦18年、漢の支配下にある楽浪を舞台にした異色のアクション史劇です。太守の悪政に民の不満が高まる中、天文官の予言によって「楽浪を滅ぼす運命の子」と烙印を押されたチェ・リの娘・ランニが、波乱に満ちた宿命を背負って生きていく姿を描きます。
「自鳴鼓(ジャミョンゴ)」とは、危機が迫ると自ら鳴り響くという伝説の太鼓。そのアイテムをめぐる謎と、高句麗建国直後の歴史的背景が絡み合うファンタジックな世界観が本作の特徴です。
初頭頃
「朱蒙」の続編的な位置づけを持つ作品で、朱蒙亡き後の息子・ユリ王の時代を経て、三代目王・ムヒュル(大武神王)が生まれるところから物語が始まります。しかしムヒュルは誕生と同時に「不吉な子」と予言され、死を宣告されてしまいます。
王朝滅亡の危機に瀕した高句麗で、孤高の運命を背負いながらも強大な王へと成長していくムヒュルの姿を、ソン・イルグクが情感豊かに演じます。「朱蒙」で主演を務めた彼が異なる役で再び登場する点も話題となりました。
世紀頃
「高句麗の人々は自分たちが神の国・チュシンの末裔だと信じ、約束された王を待ち続けた」という神話的な設定から幕を開けるファンタジー史劇です。主演はペ・ヨンジュン。彼が演じるタムドクは広開土大王をモデルにした人物で、神獣・四神を従える宿命の王として描かれます。
壮大なCGと神話的演出で独自の世界観を構築。前世からの因縁、神の力、ライバルとの宿命の対決など、エンターテインメント性を最大限に追求した作品です。
世紀頃
高句麗最盛期の名君・広開土大王(タムドク)を描いた作品で、「太王四神記」とは同じ人物を別のアプローチで描いた歴史劇です。イ・テゴン演じるタムドクは情熱的で人情あふれるキャラクターとして描かれ、1000を超える城を落としたとされる歴史的英雄の気概を体現しています。
実際の史実に基づいた高句麗の拡張政策や周辺国との戦いが迫力ある映像で描かれており、ファンタジー色の強い「太王四神記」とはまた違う重厚な史劇として評価されています。
後半
百済第11代王・ピリュ王の第4王子として生まれながら、幼いころに王宮を追い出され塩商人として育ったプヨグ(後の近肖古王)の波乱の人生を描きます。あるとき偶然、敵国・高句麗の王に矢を射るという衝撃的な出来事をきっかけに、彼の運命は大きく動き始めます。
百済と高句麗という二大勢力の激しい対立と、その狭間で揺れ動く人間ドラマが全60話にわたって繰り広げられます。百済側から見た高句麗という視点が、他の高句麗ドラマとは異なる新鮮さを与えています。
半ば
6世紀半ばの高句麗を舞台に、古くから伝わる「平剛王女とオン・ダルの恋」を映像化した作品です。聡明で正義感が強く、いつか父の跡を継いで君主になることを夢見るピョンガン王女と、国境を守る武将の息子で無邪気な少年・オン・ダル。身分も気質も対照的なふたりの出会いから始まる恋物語です。
宮廷では権力をめぐる陰謀が渦巻き、ふたりの純粋な愛は幾多の試練にさらされます。高句麗という強大な国家の内側から見た政治的ドラマも見応えがあります。
初頭
6世紀の百済(ペクチェ)を舞台にした大河ロマンス史劇です。第24代王・東城王の治世末期、加林城の城主の娘チェファと王族のユンとの禁じられた恋から物語が幕を開けます。ふたりの間に生まれた娘・スベクヒャンは、波乱に満ちた運命のもとに育ち、やがて百済の宮廷で愛と権力の渦に巻き込まれていきます。
高句麗との国家間の緊張も絡み合い、単なる恋愛ドラマを超えた歴史的スケールの大作となっています。人気ランキングでは常に上位に君臨する作品です。
時代順に並べると、高句麗の建国(朱蒙)から最盛期(太王四神記・広開土太王)、そして三国時代の百済・高句麗の激突(近肖古王・帝王の娘スベクヒャン)まで、古代朝鮮の歴史がひとつの流れとして見えてきます。まず「朱蒙」で高句麗の誕生を体感し、「風の国」で三代目まで追い、「太王四神記」または「広開土太王」で最盛期を楽しむ——そんな歴史の旅をぜひお試しください。

コメント