『プラダを着た悪魔2』完全ガイド|あらすじ・キャスト・見どころ、そして来日インタビューまで
皆さん、こんにちは!
本日は映画のお話です。「プラダを着た悪魔2」です。
20年の時を経て、あの”悪魔”が帰ってくる
2006年に世界中で大ヒットし、”働く女性のバイブル”とも呼ばれた映画『プラダを着た悪魔』。あれから20年、待望の続編『プラダを着た悪魔2』が2026年5月1日から日米同時公開となりました。
原作は、アメリカの小説家ローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラー。前作に引き続き、デビッド・フランケルが監督、アライン・ブロッシュ・マッケンナが脚本を手がけています。20年前にスクリーンを沸かせたあのキャスト・スタッフが再結集した、ファン待望の一作です。
あらすじ:「ランウェイ」に、あの面々が再び集う
ニューヨークの一流ファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長として、ファッション業界の頂点に君臨するミランダ。かつてそのアシスタントとして完璧主義な彼女のもとで奮闘した日々を過ごしたアンドレア(アンディ)は、現在は報道記者として活躍していました。そんなある日、ミランダとその右腕ナイジェルが危機に直面していることを知ったアンディは、特集エディターとして「ランウェイ」編集部に舞い戻ることになります。
さらに、アシスタント時代の同僚エミリーとも再会しますが、彼女はラグジュアリーブランドの幹部として「ランウェイ」存続の鍵を握る存在となっていました。それぞれの夢と野望がぶつかり合うなか、事態は思わぬ方向へと展開していきます。
前作がアンディの成長と自己発見の物語だったとすれば、今作は「選択の先にある人生」を問う、より深みのある大人の物語といえるでしょう。
キャスト:主役4名が完全復活、新顔も豪華
メリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー役) 言わずと知れたアカデミー賞俳優。前作と変わらず、ファッション界の頂点に君臨し続け、シャープでエレガントなルックスにより一層の磨きがかかっています。しかし、「ランウェイ」の記事が炎上し、カリスマ編集長のミランダに批判が殺到。右腕ナイジェルとともに「ランウェイ」の存続の危機に直面することになります。
アン・ハサウェイ(アンドレア〈アンディ〉・サックス役) 約20年前、「ランウェイ」でミランダの第2アシスタントを悪戦苦闘しながら務め、人間として成長。その後は夢だった報道記者として活躍していましたが、あるきっかけから特集エディターとして「ランウェイ」に戻ってきます。
エミリー・ブラント(エミリー・チャールトン役) 前作でアンディを厳しく扱ったファースト・アシスタントのエミリー。ラグジュアリーブランドの幹部として「ランウェイ」存続の鍵を握る存在として登場します。
スタンリー・トゥッチ(ナイジェル役) ミランダの右腕として危機に直面する重要な役どころを担います。
また、新キャストとして、ケネス・ブラナー、ルーシー・リュー、ジャスティン・セロー、B・J・ノヴァク、ポーリーヌ・シャラメらが加わりました。主題歌はレディー・ガガとドーチーのコラボ曲も話題です。
解説・見どころ:現代が舞台だから響くテーマ
本作が前作から大きく変わった点のひとつが、舞台となる時代の変化です。2026年現在、ファッション誌業界はデジタル化の波に飲み込まれ、かつての煌びやかなビジネスモデルは変革を迫られています。ラグジュアリーブランドの広告がふんだんに掲載され、海外ロケなど多額の制作費をかけて作り上げた特集・グラビアが売りの老舗ファッション誌は、ウェブとのハイブリッド展開となり、様々な媒体において予算が削減される時代となっています。
そうしたシビアな業界の現実を背景に、ミランダはどう生き残ろうとするのか。ミランダはまだトップにいますが、彼女が生きたファッション界は激変し、その足元も揺らいでいます。変革期のミランダというキャラクターを演じることは非常に興味深い、とストリープ自身も語っています。
また、本作では女性同士の関係性が重要なテーマとなっています。ミランダとアンディ、そしてエミリーという3人の女性が、ライバルとして、あるいはビジネスパートナーとして絡み合う様子は、現代を生きる女性たちの共感を呼ぶはずです。
メリル・ストリープ&アン・ハサウェイ、来日インタビューの中身

写真引用:https://eiga.com/movie/104001/interview/
公開を前に、ミランダ役のメリル・ストリープとアンディ役のアン・ハサウェイが4月にそろって来日し、日本メディアの取材に応じました。その内容を要約してお届けします。
「すべてが変わった」――デジタル時代のミランダ
ストリープは「前作からすべてが変わりました。当時は誰もがスマホを持つような時代ではありませんでしたし、ビジネス面でも、企業のお金の動かし方が変わりました。今回の脚本が興味深いのは、そんな私たちの世界の経済的基盤について触れている点です」と語りました。
ハサウェイも「デジタル革命が起きる前にキャリアをスタートさせたキャラクターが、社会の変化が進む中でどう生きてきたのかという点を考えるのが興味深かったです。さらに、今はAIという新しい革命がやってきていて、それとどう付き合っていくのかも考えなければなりません」と、現代的な視点を加えました。
アンディのキャラクターに自ら意見を出したハサウェイ
今回、ハサウェイは脚本家や監督と積極的に話し合い、アンディのキャラクター作りに関与したといいます。「初期のとある設定に対して『それはやめたほうがいいのではないか』といった意見を出し、キャラクターに影響を与えることができたかもしれません」と明かしました。
女性の連帯について
ストリープは女性の友人たちに支えられていることを率直に語り、「彼女たちがいなかったら生きていけないでしょう」と述べました。ハサウェイは「私たち女性は競い合っていると思い込まされていたけれど、本当は協力し合えるコラボレーターなのだ」という言葉を引用しながら、女性が多く集まる空間の心地よさを語りました。
仕事へのモチベーションとは
ストリープは「今は仕事を選べる贅沢な立場にあります。孫と一緒にいたい、という気持ちを抑えてでもやりたい仕事かどうかが、今の私の基準です」と語り、人生の後半戦における仕事観を披露。
ハサウェイは「頑張らないことなんてあり得ないと思っています。チャンスが巡ってきた時に、ちゃんと準備ができているように心がけてきました。作品に招かれることに感謝し、それをモチベーションとしています」と語りました。
取材の場では、映画の中のライバル関係とは対照的に、二人は終始笑い合いながら息ぴったりのやり取りを見せており、20年以上にわたる信頼関係がにじみ出る場面が印象的でした。
まとめ
『プラダを着た悪魔2』は、ただのノスタルジックな続編にとどまりません。デジタル化・AI時代を生きる現代人が直面するキャリアの変化、女性同士の連帯、そして「何のために働くのか」という普遍的な問いを、華やかなファッションと骨太なドラマで包んだ作品です。前作を愛した方はもちろん、初めて観る方にも見応えのある一作に仕上がっています。ぜひ劇場でご覧ください。

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