岡本多緒(TAO)カンヌ女優賞受賞!日本人初の快挙|学歴・経歴・結婚・妊娠まで徹底解説

注目の人物

2026年5月23日(日本時間24日)、世界三大映画祭のひとつであるカンヌ国際映画祭で、一人の日本人女性の名前が高らかに読み上げられました。濱口竜介監督作品『急に具合が悪くなる』に主演した岡本多緒さんです。カンヌ映画祭の女優賞を日本人が受賞するのは、同映画祭79年の歴史において初めての快挙でした。世界的モデル「TAO」として長年活躍し、ハリウッド映画にも出演してきた彼女が、いよいよ女優としても世界の頂点に立った瞬間でした。

この記事では、岡本多緒さんのプロフィール、学歴・経歴、結婚した夫や妊娠について、ネットの情報をもとにわかりやすくまとめています。

岡本多緒のプロフィール

写真引用:ウキぺディア

まずは基本的なプロフィールを確認しておきましょう。

  • 本名:岡本多緒(おかもと たお)
  • 旧芸名:TAO(モデルとして世界で活動する際に使用)
  • 生年月日:1985年5月22日
  • 出身地:千葉県市川市
  • 身長:177cm
  • 血液型:AB型
  • 職業:女優・モデル・映画監督

177cmという抜群のプロポーションと、シャープで印象的な切れ長の目元が特徴の岡本さん。モデルとしての活動名義であった「TAO」という名前は、東洋思想のタオイズム(道教)に由来しており、母親が女性らしい漢字を充てて付けた名前だといいます。現在は「岡本多緒」の本名で女優活動をしながら、映画監督としても精力的に創作に取り組んでいます。

学歴:自由な校風が育んだ感性と、イギリス留学で磨いた語学力

出身中学・高校は明星学園

岡本多緒さんの出身校は、東京都三鷹市にある私立の明星学園中学校・高等学校です。明星学園は個性を尊重する自由な校風で知られており、多くの芸術家や芸能人を輩出している学校として有名です。のびのびとした教育環境の中で、彼女は独自の感性を磨いていきました。

実は、小学6年生の時点ですでに身長が170cmを超えていたという岡本さんは、当時その長身をひどくコンプレックスに感じていたといいます。中学の朝礼では、周囲の目線を気にしてわざわざ膝を少し曲げて並んでいたというエピソードも残されています。後に世界を席巻するモデルが、学生時代に自分の長所をコンプレックスとして悩んでいたという事実は、なんとも微笑ましいですね。

高校時代のイギリス留学が世界への扉を開く

高校在学中、岡本さんは1年間のイギリス留学を経験します。この留学で培った高い英語力と異文化体験が、その後の彼女の人生を大きく変えることになりました。言語の壁を乗り越え、海外で生活した経験が、のちに単身でヨーロッパへ渡る大きな自信の源となったのです。

大学へは進学せずモデルの道へ

高校卒業後、岡本さんは大学への進学を選びませんでした。すでに14歳から国内でモデルとして活動していた彼女は、学業を終えた後は自らの可能性を信じ、モデルとしてのキャリアを本格化させる道を選択したのです。この決断が、その後の世界的な活躍へとつながっていきます。

経歴:14歳のデビューから世界のトップへ

14歳でモデルデビュー、そして20歳で単身渡仏

岡本さんは14歳という若さで日本国内のモデルとしてデビューします。長身という個性を活かし、着実にキャリアを積んでいった彼女は、2006年、わずか20歳でひとりフランスへと渡りました。高校時代のイギリス留学で身につけた英語力を武器にしながら、パリ・コレクションへの参加を果たします。そして瞬く間に、世界的なトップモデルへの階段を駆け上がっていきました。

“TAOヘアー”で世界を席巻

岡本さんの名を世界に知らしめたのが、2009年のニューヨーク・コレクションでの出来事でした。コレクション直前、それまでのトレードマークだった黒髪のロングヘアを、大胆なマッシュルームカットへと一新。するとこれがデザイナーのフィリップ・リムの目に留まり、ショーのトップバッターに大抜擢されました。さらにショーに出演するモデル全員が同じ髪型にするという伝説的な現象を生み出し、世界中で”TAOヘアー”旋風を巻き起こしたのです。

パリコレやニューヨーク・コレクションで引っ張りだこになった岡本さんは、グッチ、プラダ、ルイ・ヴィトン、ランバンなど世界最高峰のブランドから次々とオファーを受け、まさに時代を代表するモデルとして世界のランウェイを歩き続けました。

ハリウッドへ進出し、女優としての道を切り開く

モデルとして世界の頂点に立った岡本さんが次に挑んだのが、女優の世界です。2013年公開のハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』でヒロインのヤシダ・マリコ役に抜擢され、鮮烈なハリウッドデビューを飾りました。その後もDCコミックスの超大作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に出演するなど、国際的な女優としてのキャリアを積み重ねていきます。

2023年ごろからは活動拠点を日本に移し、映画監督や脚本業にも本格的に挑戦。女優としてだけでなく、映像作家としての才能も発揮し始めました。

映画『急に具合が悪くなる』とカンヌでの快挙

作品の概要と岡本さんが演じた役

2026年の第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、岡本さんに女優賞をもたらした作品が、濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』です(日本では2026年6月19日公開)。

この映画は、哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんによる同名の往復書簡集を原作としています。パリ郊外の介護施設で施設長を務めるマリー=ルー・フォンテーヌと、がんの闘病中にある日本人舞台演出家・森崎真理という、同じ名前の響きを持つ二人の女性が出会い、深い魂の絆を結ぶ物語です。

岡本さんはがん治療を続けながら演劇を創り続ける演出家・森崎真理を演じ、フランスのトップ女優ヴィルジニー・エフィラとともにダブル主演を務めました。真理の病が進行するにつれ、二人の関係はより深いところで通じ合うようになっていく——そんな生と死をめぐる魂のドラマが、日仏両言語を混在させながら描かれています。

言語の壁を超えた濱口メソッドとの格闘

撮影にあたって岡本さんを支えたのは、濱口監督特有のリハーサル重視の演出手法、いわゆる”濱口メソッド”でした。岡本さん自身も「母語ではない言語が体に染み付いた状態で現場に臨める状態を作っていただいた」と語っており、監督との信頼関係の中で役と向き合い続けた様子がうかがえます。

カンヌでのプレミア上映後、観客から「極めて美しく、慈悲に満ちた深く人間味あふれる作品。ヴィルジニー・エフィラと岡本多緒の演技は胸が張り裂けるような切なさと同時に心が温まる」といった絶賛の声が多数寄せられ、196分という大作の上映時間をもってしても観る者を圧倒する傑作として高い評価を受けました。

日本人初の女優賞、受賞スピーチに込めた感謝

2026年5月23日の授賞式で女優賞の受賞が発表された際、岡本さんは「きょうここにいるのは、本当に素晴らしい監督のおかげ」と、濱口監督への深い感謝を述べました。また「夢さえも超えている」と喜びの言葉を口にした岡本さんの受賞は、日本の映画界にとっても歴史的な瞬間となりました。

なお、カンヌ映画祭では過去に柳楽優弥さんや役所広司さんが男優賞を受賞していますが、女優賞の日本人受賞は岡本さんが映画祭79年の歴史で初めてとなります。

結婚と夫・テンジン・ワイルドさんについて

2016年に結婚。夫はスイス出身のクリエイター

岡本さんは2016年5月1日、スイス出身のクリエイターであるテンジン・ワイルド(Tenzin Wild)さんと結婚しています。テンジンさんはアメリカのインディペンデント・ファッション誌「ザ・ラスト・マガジン(The Last Magazine)」の創始者であり編集長を務めた人物で、チベットとスイスのハーフというバックグラウンドを持つ知性派のクリエイターです。

二人の出会いのきっかけは、デザイナーのフィリップ・リムを通じた”共通の友人”といわれています。岡本さんがモデルとして世界を舞台に活躍し始めた時期に知り合い、ともにファッションやアートの世界に深くかかわる者同士として、互いの価値観を尊重しながら関係を育んできたのでしょう。

テンジンさんは岡本さんの活動を「支える存在」というよりも、同じ方向を向いて並走するクリエイターの一人と評する声もあります。それぞれが独自のフィールドで才能を発揮しながら歩んでいる、対等なパートナーシップが二人の魅力といえます。

カンヌで妊娠を公表、第1子を授かることに

結婚から約10年を経た2026年5月、岡本さんはカンヌ国際映画祭に妊娠中の姿で臨んだことが大きな話題を呼びました。身重の体でレッドカーペットを堂々と歩く姿は、多くの人に感動を与えました。

以前のインタビューで「自分が母親になっていないので、そのミステリーのようなものに惹かれている」と語り、母という存在を映画のテーマとして掘り下げたいという思いを明かしていた岡本さん。今回の妊娠は、夫テンジンさんとの間に授かった第1子であることが報じられており、2026年5月現在、出産に関する正式な発表は確認されていませんが、二人の新たな家族のスタートに向けて温かな関心が集まっています。

まとめ:世界を舞台に生き続ける岡本多緒という存在

岡本多緒さんのキャリアをたどると、14歳のモデルデビューから始まり、20歳での単身渡仏、世界的なトップモデルへの飛躍、ハリウッドへの進出、そして濱口竜介監督のもとでの女優開花と、常に新しいフィールドへ果敢に挑み続けてきた姿が見えてきます。

コンプレックスだった長身を武器に、語学力を磨き、自らの感性を信じてキャリアを築いてきた彼女のストーリーは、多くの人に勇気を与えてくれます。そして、世界的なモデルとしての名声とは別に、女優・映画監督としての新たな自分を切り開き続けている姿はまさに圧巻です。

カンヌという世界最高峰の舞台で日本人初の女優賞を手にし、さらに第1子を授かるという人生の節目を重ねた2026年。岡本多緒さんのこれからの歩みから、ますます目が離せません。


参考:シネマトゥデイ、時事通信、映画.com、モデルプレスほか各媒体の報道をもとに作成しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました