「グレムリン3」2027年公開決定!幻の2時間35分版も極秘上映──40年越しの伝説がついに動き出す

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皆さん、こんにちは!

2026年、映画ファンにとって見逃せないニュースが相次いで届いています。1984年に公開され、今なお世界中で愛され続けるホラーコメディの名作「グレムリン」。

その幻のロングバージョンがロサンゼルスで極秘上映され、さらに長年待望されていた第3作の公開日も正式に決定しました。今回はそれらの最新情報をまとめながら、過去の2作品についても振り返ってみたいと思います。

「グレムリン」(1984年)── ホラーとコメディが融合した80年代の傑作

まずは原点から振り返りましょう。1984年に公開された第1作「グレムリン」は、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ジョー・ダンテ監督がメガホンをとったホラーコメディです。脚本は当時まだ無名だったクリス・コロンバスが執筆しました。

物語の舞台は、クリスマスシーズンの小さな町キングストン・フォールズ。主人公の青年ビリーが父親からプレゼントされた謎の生き物「モグワイ」――愛くるしい外見を持つギズモ――は、3つの厳格なルールを守って飼われなければなりませんでした。

「光に当ててはいけない」「水に濡らしてはいけない」「夜中の12時以降に食事を与えてはいけない」。しかし人間のうっかりが引き金となり、モグワイは増殖し、グレムリンへと変異。町を恐怖のどん底に叩き落とします。

愛らしいギズモと対比するように描かれる邪悪なグレムリンたちのカオスっぷりは、観る者を笑わせ、同時に恐怖させるという絶妙なバランスで成り立っていました。フィービー・ケイツが演じるヒロインが語る「クリスマスを嫌う理由」のスピーチは、今でも語り継がれる名シーンのひとつです。

この作品はホラーとコメディの大胆な融合が評価された一方、暴力描写や残酷な場面の扱いをめぐって議論を呼び、アメリカで「PG-13」(13歳未満には保護者の注意が必要)という新しいレーティングが設けられるきっかけのひとつになりました。

映画史においても、単なるエンターテインメント作品を超えた影響を残した一本と言えます。

「グレムリン2 新・種・誕・生!」(1990年)── 続編はさらに過激に

1990年には続編「グレムリン2 新・種・誕・生!」が公開されました。舞台は前作の田舎町から一転してニューヨークへ。ギズモとビリーが再会する中、今度は最先端の大企業ビル内でグレムリンたちが大暴れします。

続編では前作以上に風刺とブラックユーモアが前面に押し出され、グレムリンたちが知性を持つ種まで登場するなど、設定はさらに奇抜になりました。ミュージカルシーンや映画内でのメタ的な演出も盛り込まれ、ジョー・ダンテ監督の作家性がより色濃く反映された一作です。

興行的には前作に及ばなかったものの、独自の熱狂的なファンを持つカルト的な人気を誇る作品として、今も根強く愛されています。

それから35年以上の月日が流れた今、シリーズはようやく第3章を迎えようとしています。

幻の「アセンブリーカット」が極秘上映──2時間35分の”もうひとつのグレムリン”

2026年5月、映画メディア「ハリウッド・リポーター」が独占スクープを報じました。1984年の名作「グレムリン」の誰も見たことがない長尺バージョンが、ロサンゼルスで極秘上映されたというのです。

スクリーンにかけられたのは、約2時間35分の「アセンブリーカット」でした。撮影素材を脚本の順に粗くつないだ、編集の最初期段階の版にあたるもので、1984年6月に公開された完成版より、およそ1時間も長いものです。

招待は密かに、テキストメッセージで行われたといいます。「誰も見たことがない映画を観に来ないか。来なければ一生後悔する」という文面で。

応じて集まったのは、現代ホラーを動かしている顔ぶれでした。「ファイナル・デッドブラッド」のアダム・B・スタイン監督とザック・リポフスキー監督(二人は続編「グレムリン3」の脚本も手がけています)、「M3GAN ミーガン」の脚本家アケラ・クーパー、「ブギーマン」のロブ・サベージ監督らが顔をそろえました。「グレムリン」が今ホラーを撮っている世代にとってどれほど大きな原体験だったかが伝わる客席でした。

上映前、ジョー・ダンテ監督本人が登壇してこう前置きしたといいます。「ある意味、これはアーカイブ上映だ。普段はね、書庫から引っ張り出してきた素材を、欠点もそのままに人前で上映なんてしないからね」

その内容は、驚きの連続だったといいます。いたずら好きのモグワイから変身したグレムリンが最初に画面に現れるのは、映画開始から1時間も経ってからです。バーで暴れ回るシーンは10分以上続き、グレムリンが歩く場面まであります。

一方で、フィービー・ケイツが演じるヒロインの名スピーチ「クリスマスを嫌う理由」は、このバージョンには見当たりません。つまり、グレムリンたちのカオスに尺を費やした代わりに、感情的な名場面はまだ組み込まれていない段階のバージョンだったということです。

このアセンブリーカットの存在は長年にわたり噂されてきましたが、ダンテ監督が認めたのは今年に入ってからでした。唯一現存していたのは、監督が個人的に所持していたVHSコピー1本だけだったといいます。ダンテ監督はそれを、ファン運営のオンラインアーカイブ「ザ・グレムリンズ・ミュージアム」を主宰するイアン・グラントに譲渡し、グラントが数カ月かけてデジタル化と修復を行い、ようやく上映に耐え得る形に仕上げたのです。

完成版では大胆にカットされ、見事に整えられていた1時間のシーン群。それらが映像として存在していたという事実は、あの傑作の裏側にある膨大なクリエイティブの営みを改めて実感させてくれます。

「グレムリン3」、2027年11月に米公開決定!

そして最大のニュースが、シリーズ第3作の公開決定です。80年代の人気ホラーコメディ映画「グレムリン」の待望となる第3作「グレムリン3」が、2027年11月19日に米公開されることが決定しました。

「グレムリン3」は長らく企画の存在が伝えられていました。1作目を執筆したクリス・コロンバスが最初に脚本に着手したのは2017年ごろのことです。2020年には脚本が完成済みで、権利問題に取り組んでいるとされていました。

2025年になると急進し、あとはスティーブン・スピルバーグの脚本承認待ちであると判明したのが7月のこと。しかしコロンバスは一転して8月には「正式な承認はまだ降りていない」と伝えていました。それでも諦めることなく向き合い続けた末に、ついに企画が成就したのです。

コロンバスが監督と製作を務め、アンブリン・エンターテインメントからスピルバーグも製作総指揮に加わります。脚本の最新稿を手がけているのはザック・リポフスキーとアダム・B・スタイン。このコンビは「ファイナル・デッドブラッド」(2025)で過去シリーズの復活を成功させた実績を持ちます。

そうです、あの幻の上映会に招待された面々の中にいたリポフスキーとスタインこそが、「グレムリン3」の脚本を担当しているのです。現代ホラーの最前線を走る二人が、原点の「もうひとつの姿」を目に焼きつけた上で新作に臨む――この事実には、ファンとして胸が熱くなるものがあります。

コロンバスは本作の始動にあたって、「とてつもないインスピレーションと情熱に満ちています」と語り、「スティーヴン・スピルバーグやワーナー・ブラザースとまたご一緒できるのが光栄です。『グレムリン』最新章を、新世代の映画ファンにお届けし、大スクリーンでの壮大な冒険のスリルをご体感いただきます」と意気込みを見せました。

伝説は続く──「グレムリン」が今また輝く理由

1作目の脚本家として「グレムリン」で映画業界に飛び込んだクリス・コロンバスは、その後「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと賢者の石」を監督し、世界的なヒットメーカーとなりました。そのコロンバスが自らメガホンをとって戻ってくる第3作は、シリーズにとって特別な意味を持ちます。

1984年から数えると、「グレムリン3」の公開は実に40年以上の時を経てのことになります。ギズモはまた現れるのでしょうか。新世代の観客は、あの愛らしい毛玉とカオスな悪党たちにどんな反応を見せるのでしょうか。

現代ホラーの俊英たちがロサンゼルスの秘密上映会に集い、原点の”荒削りな姿”に目を向けたというエピソードは、この映画が単なるノスタルジー以上のものとして今もクリエイターたちを刺激し続けていることを示しています。

「グレムリン3」の米公開は2027年11月19日。日本公開の詳細はまだ発表されていませんが、続報を楽しみに待ちましょう。ギズモが帰ってくる日が、今から待ち遠しい限りです。

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