【京都発】丸竹夷(まるたけえびす)とは?19歳ガールズバンドが話題になっている理由を徹底解説

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先日、大阪・梅田を歩いていたら、どこからともなく耳に飛び込んでくるギターの音と、芯のある女の子の歌声。思わず足を止めると、浴衣姿の3人組が路上でライブを繰り広げていました(ステージには2人でしたけど)。あまりのパワーに人が集まり、あっという間に囲まれる人だかり。「かわいい!」「うまっ!」という声があちこちから上がっていました。

帰宅してさっそく調べてみると、これがとんでもないバンドでした。その名も「丸竹夷(まるたけえびす)」。京都発の19歳スリーピースガールズバンドです。

バンド名の由来は「京都の通り名を覚える歌」

まず、このユニークなバンド名が気になりますよね。「丸竹夷(まるたけえびす)」とは、京都の通り名(南北の通り)を北から順番に覚えるための歌「まるたけえびすにおしおいけ(丸・竹・夷・二・押・御池)」の冒頭部分に由来しています。

いかにも京都らしい、粋なネーミングです。梅田で浴衣姿でパフォーマンスしていたのも、そんな京都の文化や美意識を体に染み込ませているからこそなのかもしれません。

メンバーは3人のクラスメイト

<メンバー紹介>

  • 姫花(ひめか) ── ギター/ボーカル
  • 莉音(りおん) ── ベース
  • 紅留美(くるみ) ── ドラム

3人は京都精華学園の同級生。姫花と莉音が軽音楽部で出会い、同じクラスの紅留美に声をかけてバンドを結成しました。

きっかけを聞いたインタビューによると、姫花と莉音はもともと軽音楽部での練習時間が限られていたため、外部でも活動できるバンドを組もうと動き出したそう。ドラム担当を探していたところ、「隣の席で仲良くなった紅留美が中学時代に吹奏楽部でサックスをやっていた」と聞き、リズム感があるだろうということで白羽の矢が立ちました。

紅留美自身はドラムは未経験でしたが、「2人と一緒なら頑張ってみよう」と快諾。こうして3人のクラスメイトバンドが誕生しました。

ちなみに3人のルーツはさまざまで、姫花はB’zやBOØWYに影響を受けており、小学生のころから兄のギターに触れていた筋金入りのロックキッズ。莉音は家族ぐるみで音楽が好きで、洋楽・邦楽・ボカロなど幅広い音楽を吸収してきたタイプ。紅留美はアニメの主題歌やボカロが好きで、実はもともとモデルを目指していたというユニークな経歴の持ち主です。

結成からわずか数か月で「大バズり」

丸竹夷が一躍注目を集めたのは、2024年3月のことです。

バンドを結成してまだ間もないころ、姫花が学校の廊下でCOMPLEXの名曲「BE MY BABY」を3人で演奏・パフォーマンスした動画をXに投稿しました。「JKのうちにしかできないことをやろう」という狙いと、「大人ウケを狙った」という計算があったそうですが、その投稿がとんでもないことになります。

リツイート数は1.6万、いいね数は9万以上、インプレッション(表示回数)はなんと1000万超え。しかもBOØWYのギタリストであり、COMPLEXのメンバーでもある布袋寅泰本人がXで反応し、「かわいいね」とコメント。Yahoo!ニュースにも掲載されるなど、社会現象に近い大バズりとなりました。

動画の最後には先生に怒られている様子も映っていたとのことで、「らしいな」と思いつつも(笑)、そのリアルな高校生感もまた人々の心をつかんだのかもしれません。

その後も、BOØWYのドラマーである高橋まことや、お笑いコンビのダイノジなど、音楽を愛する著名人たちが次々と丸竹夷に注目。複数のメジャーレーベルからもオファーが届くなど、バンドを取り巻く状況は急速に動いていきました。

路上ライブで100人超の集客、デビューへ

大阪・梅田の路上ライブ

SNSでの大バズりだけではありません。実際のライブパフォーマンスでも実力を証明し続けています。

京都で行った路上ライブでは100人以上の観客を集めたという実績があり、梅田でも見かけた通り、浴衣姿でのパフォーマンスは目を引くだけでなく、聴き手の心に直接響くものがあります。

そして2024年9月20日、ついに正式デビュー。1stシングル「はむはむGX(はむはむギャラクシー)」をリリースします。4店舗限定での販売にもかかわらず、わずか1か月で2000枚という驚異的なセールスを記録。タワーレコード京都店の週間チャートでは1位を獲得しました。

デビューMVは公開からわずか4か月で100万再生を突破。文化祭で披露した「BE MY BABY」イントロ演奏の動画もYouTubeで100万回再生を超えるなど、勢いはとどまるところを知りません。

京都の山奥・美山に専用スタジオを構える

丸竹夷のユニークな取り組みのひとつが、京都・美山(みやま)に専用スタジオを持っていることです。

自然豊かな里山エリアとして知られる美山に一軒家のスタジオを構え、週末はひたすらバンド練習に打ち込んでいるとのこと。地元の方々ともBBQやスイカ割り、川遊びなどを通じて交流を深め、地域に根ざした活動も行っています。

バズや知名度だけに頼らず、地道に技術を磨き、地域のつながりを大切にする姿勢。それがライブでのリアルなパワーにつながっているのかもしれません。

高校在学中に1stアルバム、ホールワンマン2DAYS!

丸竹夷の活動スピードはとにかく圧倒的です。

2024年12月には初ワンマンライブを京都・東京の2か所で開催し大盛況。そして2025年3月5日、現役女子高生のうちに1stフルアルバム『丸竹夷』をリリースしました。

さらに同月22日・23日には、京都劇場にてホールワンマン2DAYS「JK THE END」「18-New Chapter-」を敢行。22日は「JKとしての集大成」をテーマに、JK時代のアレンジで3人だけで演奏する集大成的な内容。23日は「新生・丸竹夷」として髪色も衣装もがらりとイメージチェンジし、新たな出発を宣言するステージとなりました。

まさに高校卒業とバンドの「JK卒業」を重ねた、感動的な2日間だったようです。

卒業後も加速!リアレンジアルバム&DVDをリリース

高校卒業後もその勢いは衰えません。

2025年6月13日には、1stアルバム「丸竹夷」をリアレンジした『MARUTAKEEBISU (Rearranged Album)』のデジタル配信と、京都劇場2DAYS公演を完全収録した168分にわたるDVD2枚組を同時リリース。

リアレンジアルバムは単なる「別バージョン」ではなく、新たにボーカルや楽器をレコーディング・再構築した、実質的な新作といえる内容です。デビューシングル「はむはむGX」も「はむはむ∞(インフィニティ)」と改名され、原曲とは全く違う展開でありながら、聴き馴染みのあるメロディーが融合する瞬間に思わず胸が熱くなる、と評されています。

全国47都道府県ツアー「京炎一閃」開幕!

そして2025年6月28日からスタートしたのが、「丸竹夷47都道府県ツアー『京炎一閃(きょうえんいっせん)』」です。

文字通り、日本全国47都道府県すべてのライブハウスをまわる、若い彼女たちにとって前例のないスケールのツアーです。「今きてるし、やるなら今しかない」という3人の気概が、そのままツアーのスケールに表れています。

すでに公開されている公演スケジュールの中から、注目の主要ワンマンライブをご紹介します。

▶ 7月4日(金)── 名古屋 ワンマンライブ
ツアー序盤、東海地方での初ワンマン。名古屋のロックシーンにどんな「京炎」を放つのか、注目です。

▶ 7月18日(金)── 東京 ワンマンライブ
全国区での存在感をさらに高める東京公演。昨年末のワンマンで手応えをつかんでいる東京のファンにとっても、「新生・丸竹夷」を生で体感できる待望の機会です。

▶ 9月12日(金)── 京都 ワンマンライブ
そして地元・京都でのワンマン。丸竹夷にとっての「聖地」とも言えるホームでの公演は、ツアーのひとつの山場となるでしょう。

このほか、群馬、栃木、埼玉、茨城、神奈川、千葉、富山、新潟、長野、石川、福井など、続々と会場・日程が発表されています。まさに「日本全国に京の炎を一閃する」勢いです。

「19歳が90年代を彷彿とさせるビートを令和に刻む」

丸竹夷のXのプロフィールには、こんな言葉があります。

「19歳が90年代を彷彿とさせるビートを令和に刻んでます。有名になる前にフォローすべし」

まさにこの言葉通り、彼女たちの音楽はBOØWYやCOMPLEXなどの90年代ロックのDNAを感じさせながら、今の時代に生きる等身大の青春をストレートに表現しています。

進学はせず「バンド1本」で生きていく道を選んだ3人。「JKブランドを存分に使い倒して捨てる」と言い切った姫花の言葉には、清々しいほどの覚悟があります。

まとめ:梅田の路上で出会ったのは、本物の才能だった

梅田で偶然出会った浴衣姿の3人組が、こんなに面白いバンドだったとは。路上ライブのあのパワーが、今はとても腑に落ちます。

SNSでバズって終わりではなく、ライブで実力を証明し、アルバムをリリースし、全国ツアーに打って出る。デビューからわずか1年ちょっとで、ここまでのスケールで動いているバンドはそうそういません。

「有名になる前にフォローすべし」とは言い得て妙。気になった方は、今すぐXやTikTok、YouTubeをチェックしてみてください。そして、ツアーで近くに来たときはぜひ足を運んでみてください。きっと、路上でわたしが体感したあのパワーを、ライブハウスでもっと大きなかたちで感じられるはずです。


丸竹夷(まるたけえびす) 公式リンク

  • HP:https://marutakeebisu.jp
  • X(旧Twitter):@mte2_5
  • Instagram:@mte2___5
  • TikTok:@mte2_5
  • YouTube:@mte2___5

47都道府県ツアー「京炎一閃」主要ワンマン日程

  • 2025年7月4日(金)── 名古屋
  • 2025年7月18日(金)── 東京
  • 2025年9月12日(金)── 京都

※その他の日程は公式HPおよびSNSにて随時発表。

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