新ドラマ『おちたらおわり』1話感想|宇垣美里×篠田麻里子の“オトスカ、オトサレルカ”サバイバル

日本ドラマ

7月1日(水)24時34分、中京テレビ・日本テレビ系「水曜プラチナイトドラマ」枠にて、新ドラマ「おちたらおわり」がついにスタートしました。1話を観た方の中には、「予測不能な展開に一気に引き込まれた」という声も多いのではないでしょうか。筆者もそんな感想を持ちましたよ。

今回は、この話題のドラマについて、あらすじやキャスト、見どころなどをまとめてご紹介します。

「おちたらおわり」ってどんなドラマ?

本作は、累計発行部数1000万部を超える大ヒット作「ライフ」で知られる漫画家・すえのぶけいこさんの同名人気漫画を実写ドラマ化した作品です。舞台は、誰もが憧れる新築タワーマンション。一見きらびやかに見えるその内部では、階層や生活水準、家庭環境の違いがマウントやいじめとなって噴き出していく――そんな“女たちの戦場”を描いたサバイバルサスペンスです。

キャッチコピーは「オトスカ、オトサレルカ」。落ちたら、もう戻れない。誰が味方で誰が敵なのか分からないまま、物語は進んでいきます。脚本を手がけるのは、「大奥」シリーズや「ラスト・フレンズ」などで人間の欲望や愛憎を丁寧に描いてきた浅野妙子さんです。

あらすじ

主人公は、フリーのイラストレーター・月島明日海(つきしま・あすみ)。夫と娘・杏の3人で、念願だったタワーマンションへ引っ越してきます。ようやく手に入れた憧れの暮らしは、幸せの始まりのはずでした。

しかしそのマンションの最上階に住んでいたのは、かつて明日海を地獄へ突き落とした女・真宮孔美子(まみや・くみこ)。実は明日海は中学時代、孔美子から壮絶ないじめを受け、不登校になった過去を抱えていたのです。因縁の相手との思わぬ再会をきっかけに、平穏だったはずの日常に少しずつ亀裂が走り始めます。

表向きは完璧なセレブママを演じる孔美子ですが、その裏には底知れぬ執着と策略が隠されています。住人たちの秘密を巧みに操り、噂を広げ、人間関係を静かに壊していく孔美子の存在によって、些細な違和感はやがて不倫、裏切り、復讐へと姿を変えていきます。

気になるママ友たちの“裏の顔”

このドラマの見どころのひとつが、明日海を取り巻くママ友たちそれぞれが抱える事情です。

  • 楠紗都(くすのき・さと):モデルの夫を持ち、理想の夫婦を演じながらも、夫の不倫の気配に怯えている
  • 桜庭心菜(さくらば・ここな):双子ママとして周囲から羨望を集めるが、絶対に表に出せない秘密を抱えている
  • 丸山朋代(まるやま・ともよ):完璧な妻であろうとするあまり、夫からのハラスメントに精神的に追い詰められている

一見華やかで幸せそうなタワマン妻たちですが、それぞれの家庭の裏側には、簡単には人に言えない爆弾が潜んでいます。明日海の引っ越しをきっかけに、それらが次々と暴発していく様子が本作の大きな見どころといえそうです。

1話ですでに家庭の裏側がちらっと描かれ、「この設定はおもしろいな」と思い、ぐっと引き込まれました。

キャスト

主演の月島明日海役を演じるのは、元アナウンサーで女優としても活躍する宇垣美里さん。因縁の相手・真宮孔美子役には、元AKB48の篠田麻里子さんが挑みます。宇垣さんは以前から原作を読んでいたそうで、「あの作品がドラマ化されるんだ」という驚きと楽しみな気持ちがあったとコメントしています。

そのほか、楠紗都役に鈴木紗理奈さん、桜庭心菜役に風吹ケイさん、丸山朋代役に佐津川愛美さん、明日海の夫役にレインボーの池田直人さんが名を連ねています。鈴木さんは「脚本を読んで『何これ!? めっちゃ面白い!』ってなりました」と、強い手応えを語っており、キャットファイトのようなシーンも見どころのひとつになりそうです。

何話まで放送される?

放送は毎週水曜24時24分(初回のみ24時34分)から。原作漫画はすでに全10巻で完結しており、最終巻では孔美子が娘を連れてタワーの屋上に立てこもるという緊迫の展開を迎えます。ドラマ版が原作のどこまでを描くのか、全体の話数については現時点で公式には明言されていないようですが、同枠の連続ドラマの傾向から見ても、数話単位でテンポよく物語が進んでいくことが予想されます。続報が入り次第、改めてご紹介したいと思います。

原作漫画についても知っておきたい

原作は「BE・LOVE」(講談社)にて2019年7月号から連載されていた、すえのぶけいこさんの漫画作品です。すえのぶさんといえば、壮絶ないじめ描写でも大きな話題を呼んだ「ライフ」の作者として知られており、本作でも人間の嫉妬や執着、マウントといった感情がリアルに描かれていると評判です。

原作を読んだファンの間でも「孔美子のやることなすこと、ある意味目が離せない」「最初から最後まで主人公より孔美子に釘付けだった」といった声が上がるほど、単なる“悪役”に収まらない孔美子の存在感が大きな魅力になっているようです。完璧なセレブ妻を演じながらも、その根底には「愛されたかった人」としての孤独が透けて見える――そんな複雑な人物造形が、本作をただのママ友バトルものでは終わらせない深みを与えています。ドラマ版でこの重たい感情の描写がどのように映像化されるのかも、注目したいポイントです。

タワーマンションという“序列社会”

本作の舞台となる新築タワーマンション「ネレアタワー」は、階数によって住人たちの立場や序列が視覚的に示されやすい場所として描かれています。何階に住んでいるか、夫がどんな仕事をしているか、子どもをどんな環境で育てているか――そうした要素のひとつひとつが、住人同士のマウントや嫉妬の材料になっていきます。

主人公・明日海は25階、孔美子は最上階の50階に暮らすという設定からも、二人の間にある“格差”が象徴的に表現されていることが分かります。憧れの暮らしを手に入れたはずなのに、そこには新たな序列と戦いが待っていた――というギャップこそが、多くの視聴者を惹きつけている理由のひとつだと感じます。

視聴方法について

本作は中京テレビ・日本テレビ系にて毎週水曜24時24分(初回のみ24時34分)から放送されているほか、TVerでも見逃し配信が行われています。放送地域によっては視聴できない場合もあるため、リアルタイムで観逃してしまった方や、遠方にお住まいの方は配信サービスを活用するのがおすすめです。

まとめ

「おちたらおわり」は、憧れのタワーマンションという舞台の華やかさと、その裏に潜むママ友たちのドロドロした人間関係のギャップが大きな魅力のドラマです。1話を観ただけでも、「この先どうなるんだろう」と先が気になる展開でした。ちょっと怖いけれど目が離せない、そんな予測不能なサスペンスをこれから毎週楽しみにしたいと思います。

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